コンサートのチケットで106人の奨学生を支援!
「三井住友海上グループでは、毎年2月になると社員で結成したバンドが集まって『バレンタイン・チャリティーコンサート』を開催しています。同社の会議室は仕事を終えた社員、友人など300人の観衆で埋まります。バレンタイン・チャリティーコンサートは、社員のメンバーが『好きな音楽演奏でこんなに人が集まるのだから、社会貢献につながるはず』と1996年に始めて以来、今年で11周年になりました。社員有志による社会貢献活動団体『スマイルハートクラブ』との共催で、500円のチケットの売上高は全額ダルニー奨学金へ寄付、11年間絶え間なく続けた結果、奨学生は106人に達しました。
10周年の2005年は、記念に卒業生のワンチャイ君をタイからお招きしました。ワンチャイ君は今年で22歳の好青年。奨学金をもらう前から卒業までの苦労話を話していただきました。思わず涙ぐんでしまったワンチャイ君を軽音楽部リーダーが抱きしめる場面もあり、『3万円で1人の子どもが3年間の中等教育を受けることができる』尊さをあらためて会場の全員が理解しました。そしてワンチャイ君が『私たちの学校』というタイの歌と日本の『昴』を唄うと(写真上)、会場は感動と笑顔でおおいに盛り上がりました。
仕事が忙しくてバンドのメンバーが集まらず、コンサート開催をあきらめそうになったこともありますが、日本民際交流センターから送られてくる奨学生の写真とプロフィールを見るたびに、勇気とやる気が湧いてくるのです。これからも毎年、奨学生の記録を更新していきたいと思います」
【ダルニー通信38号(2005年夏)より抜粋・加筆】