ダルニーで心理的ハードルを飛び越えて
「三菱地所では、社員有志によるボランティア組織『三菱地所の社会人倶楽部』を組織し、社員の社会貢献活動・
ボランティア活動を支援しております。最近、国際貢献やボランティアに関心を持つ人が多くなってきました。しかし社員の間では、ボランティア活動に対して『心理的ハードルが高い』『忙しくて、なかなか…』と、実際何ができるのか、何をしたらいいのか迷うことが多く、まだまだ積極的には取組めていないのが現状です。そう思う社員にも取組みやすく、また本店・支店が一緒になって参加できる活動はないかと模索し、1996年からダルニー奨学金の取りくみが始まりました。
1年目は手探り状態。社内イントラで呼びかけ250枚を集めるのがやっとでした。その後、支援する事となった奨学生の案内が届いてからは、せめて卒業するまでの支援を続けなければとの思いから、1月にキャンペーンとして社員食堂に回収箱を設置し、社内広報誌で奨学生の写真と名前を紹介することで2年目以降は500枚以上のはがきが集まりました。しかし、最近はメールが普及したせいで、はがきを使用することもめっきり少なくなったのか、思うように集まらない事もありました。
そこで再度、社内イントラで回収を呼びかけると共に奨学生を写真とプロフィールを交えて紹介し、書き損じはがきとダルニー奨学金の関係を説明すると、引き出しの奥から探してきたであろう40円時代の官製はがきが何枚も寄せられました。ボランティアは気恥ずかしいと思う社員がハードルを飛び越えた瞬間ではないかと思います。こういう思いを持たせてくれたダルニー奨学金に感謝の意味を込めて細々ではありますが、長く参加させて頂きたいと思います」
【ダルニー通信40号(2005年冬)より抜粋】