1987年、友人であるタイ人留学生の帰省に同行して初めてタイ東北地方を訪れた当センター理事長秋尾は、村人たちからここはタイで最も貧しい地域であり、 小学校卒業後、すぐに働きにでる子どもも多く、今自分の膝の上にちょこんと座っているこの子どもも、同じ境遇であると聞かされました。
年1万円あれば学校に通わせられると知った秋尾が帰国後、友人らに支援を募ったのがダルニー奨学金のはじまりです。 そして、膝の上に座っていた子どもの名は「ダルニー」。彼女は現在、タイ事務所で働いています。

ダルニー奨学金の特徴

1対1の支援

ダルニー奨学金は、年1万円で特定の奨学生1人を支援する教育里親支援制度です。
3年間の継続支援を希望されますと、同じ子どもを卒業まで支援することが可能です。

ダルニー奨学金の提供国、提供学年

  1. ラオス:小学3~5年
  2. カンボジア:小学4~6年
  3. タイ:中学1~3年
※3カ国とも、卒業までの3年間を支援しています。

ダルニー奨学金のタイプ

  1. Aタイプ:3年分3万円を一括振込み
  2. Bタイプ:1年に1万円ずつ3年間継続
  3. Cタイプ:今回1年分のみ、1万円の振り込み
※AタイプとBタイプは原則として3年間同じ子どもを支援できますが、生徒側の事情による退学などで、別の奨学生に変更となることがあります。
ラオス カンボジア タイ
現金での入金締切 7月20日 7月20日 3月20日
入学時期 9月 10月 5月末頃
奨学生の写真・
報告書送付時期
12月 12月 8月
※締切後のご送金は、次年度分のダルニー奨学金となります

奨学生の選考と使途

  1. 選考

学業成績ではなく、『より経済的に貧しい』が選考基準です。

各国の現地の郡・県/学区の教育委員会や地元教師が選考委員として厳正に奨学生を選考します。
  1. 使途
制服・教材・文房具・運動着・靴・交通費などにダルニー奨学金は使われています。
タイでは銀行口座に現金が振り込まれ、教育費としてのみ奨学生と担当教師との連署で引き出しが可能です。
ラオス・カンボジアでは奨学生に現物(制服・教材等)で支給します。

為替レート変動に伴う処理

ダルニー奨学金は、お預かりした1万円の内、タイの通貨で1,500バーツが奨学金に、500バーツが現地事務局運営費になります。
為替レートの変動により、余剰が生じた場合は、経済危機などがあってもダルニー奨学金を途絶えさせないための財源、 中途でキャンセルされたダルニー奨学金の補てん、事務局運営費不足分に充当し、さらに付帯する現地教育関係事業への助成金として活用しています。

ダルニー奨学金証書

支援する奨学生の写真と報告書が年に1回、各現地事務所から届きます。 奨学生の成長を3年間、毎年届く写真で確認できます

ニュースレター

定期刊行物「ダルニー通信」が年4回、送付されます。
現地の子どもの情報や支援者の活動紹介など、毎回さまざまな情報が満載です。民際センターの「決算報告書」も年1回届きます。

現地への研修旅行

民際センターでは、タイ・ラオス・カンボジアへの研修旅行を年に数回実施しています。
村で民泊、学校訪問、村人や子どもたち(奨学生含む)との交流体験等が可能です。

文 通

手紙のやり取りが可能です。
支援者が簡単な英語で奨学生に手紙を書くことから開始してください。タイでは中学で英語を学ぶので、 奨学生も手紙を読めます。仮に、タイ語で返事がきたら、当センターの翻訳ボランティアに和訳依頼ができます。
※タイのみ可、ラオスとカンボジアは通信インフラ未整備のため不可